田舎暮らしのメリットとデメリット

田舎のリアル

最初からぶっちゃけると、

最大のメリットは”誘惑”が少ない

とまぁ、これは私の場合ですが。
田舎で暮らしと一口に言っても、人によって田舎に対する認識の度合いや人生のステージによってメリット(デメリット)は変わってきますよね。

突然ですが、私にはコミュ障の自覚があります。会社員時代は技術職でしたが、新入社員時代は電話対応が重要な役割でした。でも電話はとても苦手で、相手の声がよく聞こえなかったり、メモが追い付かず聞き直したりと心臓がバクバクしていました。

そんな私が感じる田舎暮らしのメリットとデメリットを思いつくままに挙げてみたいと思います。ちなみに自然が好きで人混みが嫌いでもあります。

メリットとデメリット

田舎暮らしのメリットとデメリットはほとんど表裏一体。

人によって好きか嫌いか分かれますが、ざっと以下のような感じではないでしょうか。

メリットデメリット
生活コストの安さ商業施設・サービスが少ない
人(混み)の少なさ行動歴がバレやすい
誘惑の少なさ刺激が少ない・寂しい
家を出ればそこが癒し空間虫や動物が多い
行政が近く・補助金の恩恵
メリット・デメリット

生活コストの安さ

5LDKで固定資産税が1万円以下

プロフィールでも書きましたが、買うにしても借りるにしても土地が安いので、移住するだけでそのまま生活コストの削減につながります。地ものの野菜や魚が安いこともありますが、比べれば微々たるものです。田舎暮らしに生活コストの削減を期待するのでしたら最重要視ですね。

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私の場合、首都圏にいたときに3DK駐車場付きの軽量鉄筋賃貸に住んでいたときには10万円を払っていたので、その時代と比べると年間119万円も安くなりました。

でもこれは見方を変えると、需要(人)が少ないから安いのであって、やはりそういうところで商売する人は少ないのも事実です。特に規模の大きい施設やサービスは近隣の市に行かなければ利用することができません。

子育て世代の私は、習い事の選択肢がぐっと少ないくなることを実感しています。隣市に行くにも片道40分以上の距離は無理がありました。週にたったの1回でも、時間も気持ちも余裕がなくなり続きませんでした。折しもコロナ禍でリモート学習がメジャーになりつつあり、今はタブレットを使った学習を模索しています。

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とはいえ水泳やピアノの教室が町にあったのはうれしい限りです。リモート学習が普及する今後は実技を教えてくれる教室が貴重に思えますね。

人(混み)の少なさ

人と人との物理的な距離が適切にとれて、本当に過ごしやすく感じます。

マンションだと子供の足音に気を遣ったりしますが、ここでは赤ちゃんの泣き声、子供が騒ぐ声や音を気にする必要はありません。もちろん田舎でも密集地はありますので一概には言えませんが、引っ越しをするならそういった観点もおすすめです。

物理的な距離の半面、実は町内のほとんどの人が知り合い同士のため非常に密接ということでもあります。時間とともに情報も共有されるので、私たちが引っ越してきたときには町内会どころか、町内のほとんどの方が知っていたとも聞いたことがあります。

この密接さは、隣部屋の住人ですら交流もなかった都会暮らしの時には考えられないものです。

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このネットワークがあるからこそ、町中で子供たちを安心して歩かせられると思っています。親としてはうれしい環境です。

この密接さは一人ひとりの行動歴の情報共有にもつながります。隣市で町民に会うこともありますし、〇〇〇で見たよー、なんてことも言われたこともあります。最初はドキッとしましたが、普段から恥ずかしくない行動をしていれば何も問題はないということに帰結します。

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田舎では車の運転の荒っぽさは田舎では目立ちます。車種やナンバーも覚えている人も多いため(私もですが)直ぐにバレてしまうので、車間距離を十分にとり、スピードも周りに合わせるようにしましょう。煽るのは法律違反もありもってのほか。余裕をもって出ましょう。

誘惑の少なさ

これを田舎暮らしのメリットに挙げる人は少ないかもしれませんが、人もお店も少ないため目に入ってくる誘惑が少なく、邪念が取り払われます。

私の場合、自然に自分を含む家族の幸せのための努力するようになりました。

若い人や恋人を探す人にとっては少し寂しい環境かもしれませんね。

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都会に住んでいたときは毎週のように居酒屋にいっていましたが、田舎暮らしを始めて10年間で行ったのは3回程度。子育てということもあると思いますが、家でも楽しめるようになりました。特にBBQは家の前でできのでお手軽なリフレッシュ方法です。誘惑を断ち切って節約にもなり、よりシンプルに生活できるようになりました。

家を出ればそこが癒し空間

リフレッシュは家のすぐ前でできます。

特にコロナ禍の自粛中、家の裏にある山を歩き自然に触れられて、生きる幸せを自然を通して実感しました。季節によって優しい時も厳しい時もありますが、それをひっくるめてここでの生活が好きです。

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2021年4月、緊急事態宣言が出されたあと、田植えのシーズンが来ましたが例年通りの風景でした。密にならずに毎年のことができる、これほど幸せなことはありません。

ですが自然が近いということは、虫や動物も沢山でます。

カブトムシならまだいいのですが、実際はカメムシ、ムカデ、ゲジ(オオゲジ)、ゴキブリでしょうか。ゴキブリは山の方では出ませんが、町中では頻度低ながらも出るようです。特にカメムシとムカデは締め出しが難しく捕獲も素手ではできないため、共生を受け入れるなどの覚悟が必要になります。

行政が近く、補助金の恩恵

都市部で賃貸に住んでいた時、行政サービスの有難みはほとんど実感できないものでしたが、田舎ではそれはもう住民の声がそのまま反映されたりします。

公共施設の設備や道路・水路の整備の他にも、住宅の補修にも補助が出たりします。保育園や学校の補助制度(給食費、教材費、交通費などなど)も充実しています。

納税に対する還元を感じ、納得の中で生活しています。今の生活は税金の恩恵を享受しています。

ライフステージの選択肢として

県庁があるような地方都市でも一流の人や店は多くはありません。ただそれは地方だからというよりは非東京(非大都市)だからです。

東京にはほとんどの夢をかなえる選択肢があり、私も30歳を過ぎるまではそこに身を置くことで恩恵を受けていました。しかし東日本大震災をきっかけに「豊かな人生を送る」という考え方にシフトした今では、もう戻ることは考えられません。

ライフステージにおいて最適な場所はあります。

家族ファースト、子育てを大事にする生き方なら田舎暮らしは選択肢の上位にくるのではないでしょうか。

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